捻挫とは?
捻挫は、ひねって筋肉や腱、靭帯、関節包などの組織を傷つけてしまうことです。
転んで手をついたり、足を捻ったりして関節にその可動域範囲(関節が最大限に動く事ができる生理的範囲)を超えたストレスがかかった時に起こります。
その時、関節の中で骨と骨とをしっかり止めておく靱帯が傷むわけです。
捻挫が起こる部位で最も多い部位は足首です。しかし、体のあらゆる部分に起こることがあります。
捻挫はけがの中でも軽視されがちな印象ですが、数ヶ月も加療を要するものもあります。決して侮らないように、しっかりと治療しておくことが大事です。
捻挫の原因
捻挫の原因は、非常に様々ですが、スポーツをしているときや日常生活の中でも起こりやすいです。
捻挫する部位で多い足の捻挫の原因は、階段などで段差を踏み外した時や、スポーツで勢いあまった時、慣れないヒールを履いている時などに起こることが多いです。
当院では、体の関節の動きが悪い状態のままスポーツや日常生活を送ると、怪我をしやすいと考えております。
そのため、肉離れや捻挫を起こした場合は、もちろん患部への治療も行いますが、関節へのアプローチを重要視しております。
皮膚を傷つけたりすると出血したりするのと一緒で、捻挫、肉離れ、挫傷を起こすと、中で出血を引き起こし、たんぱく質が流れ、筋肉が固まって、他の健康な筋肉のまで影響を及ぼして、怪我は悪化していきます。損傷部がかさぶたの様な固まった組織になる可能性があります。
捻挫を起こした場合は、自己判断せずいち早く治療を受けていただくことをオススメします。
捻挫の主な症状
捻挫の主な症状は、腫れ、熱感、痛みです。靭帯に傷がつくため、関節の周りの血管が切れてしまいます。そのため、内出血が起きて腫れが現れるのです。腫れによって炎症が起き、痛みを感じます。
また、最近の画像機器あるいは、確定診断能力の向上により関節軟骨の損傷、関節部を通過する筋・腱の損傷なども明らかになり現代では、『関節及び関節周囲の組織損傷』という考え方になってきています。
多い捻挫の例としては、寝違え等で頚部捻挫、手をついた等で手関節捻挫、球技スポーツ等で肩・肘関節捻挫、突き指で指関節捻挫、ぎっくり腰等で腰部捻挫、転んだ等で膝・足関節捻挫等があります。
捻挫の症状の程度は3つに分けることができます。
靭帯の断裂が一部分に起き、痛みと軽い腫れが現れる第1度、靭帯が部分的に断裂し、痛みと腫れとともに関節の運動の制限が起きる第2度、靭帯が完全に断裂し、関節が不安定になり、晴れ、痛み、熱感が強く現れる第3度です。
第1度と第2度の場合、改善するまでの期間は大体3週間程度と言われています。第3度の場合は、3週間よりさらに長い期間が改善までにかかります。また、場合によっては手術を行うこともあります。
捻挫が起こった時、1番大切なことは冷やすこと
ケガをしたときには、すみやかに「PRICES」処置と呼ばれる応急処置を行うことが大切です。
*以前は「RICE」でしたが近年は「PRICES」の6文字に増えてきています。
PRICES処置とは・・・
①PROTECT(保護)
十分に注意を払いながら速やかに安全な場所に移動させましょう。
②REST(安静)
痛いところを動かさずに安静にしましょう。
③ICING(冷却)
捻挫をした箇所を冷やしましょう。
冷やすことで腫れてきて熱を持つことを防ぎます。
冷湿布を使いがちですが、冷やす力は腫れには弱いので保冷剤がお勧めです。
④COMPRESSION(圧迫)
足首がどんどん腫れてくる!といった場合は損傷の程度がきついので、それ以上の腫れを防ぐために包帯やテーピングで圧迫します。
あまり強く締めすぎると血流が悪くなって逆効果になるので自分で行う場合は数時間ごとに巻き替えてください。
⑤ELEVATION(挙上)
腫れや出血などを防ぐのに足の下にクッションを入れて横になり、心臓よりも上にしましょう。
⑥STABILIZATION/SUPPORT(安定・固定)
患部を固定して安定に保つことで、筋肉、腱、靭帯などの修復がとても効果的に行われます。
前述したように体中の関節どこにでも起こる捻挫ですが、最も起こりやすい部位としては足首があげられます。当院にもよく足首を捻ったと足を引きずって来院される患者様も多いです。
あまりにもひどい捻挫の場合はかなり痛みを伴いますし、歩くのも痛くて歩きにくいと思います。損傷部位の出血や傷を一瞬で止めたり治したりすることは不可能ですが、ズキズキするような痛みや歩行時の痛みを和らげることは可能です。
そういった際に効果があるのが鍼灸治療です。
捻挫を繰り返す原因はきちんと処置ができていないこと
捻挫が癖になるとよく言われますがそうではありません。捻挫を繰り返してしまう原因は、一度起こしてしまった捻挫の処置がきちんとできないことです。
施術をしないで放置すると長期間痛みが残ったり、動揺関節といって靭帯がゆるんだままになって関節がぐらついたものになってしまうことが多数あります。
緩みをきちんと処置していない場合、再び捻挫をしやすい状態のままになってしまいます。
捻挫だといって甘く見ると、その関節が捻挫しやすくなり、クセになり同じところを何度も捻挫を繰り返し、将来、変形性関節症の原因になりますので注意して下さい。
症状が軽いと思われる場合も病院に行き、きちんと治療することで、捻挫を繰り返すことを予防することができます。自己判断は禁物です。
当院の捻挫の治療について
恵比寿接骨院では、ストレッチや筋膜リリース、固定療法等を症状にあわせて最適な組合せを選択し治療を行います。
損傷部位だけでなく、関連する関節や筋肉、神経系にまでアプローチをしていきます。
損傷部位における筋組織、靭帯組織を矯正等の手技で正常な状態にまで可能な限り近づけた上でテーピングや包帯で固定していきます。
そのため、1回の施術で80~90%の方に「痛みが緩和した」と喜んでいただいています。
恵比寿接骨院では、他の治療院とは違って根本から治すので、肉離れ、捻挫を起こしてしまった方は、治療が早ければ早いほど、早期の回復に繋がります。
早く治したい方、後遺症を残したくない方は、早期に恵比寿接骨院にご来院ください。
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